ケニアコーヒーの中でも優良な産地として名高いカラティナ地区。
その中でも、古くからコーヒー栽培が行われた地域です。
ケニアのアラビカ種は標高1,400〜2,000メートルの高地に見られる、火山性土壌で育てられます。最高品質のアラビカ種がケニアで栽培されているのは、世界中によく知られている事実です。
ケニアの気候は、ヨーロッパの夏より暑くなることはなく、最適な気候であるヨーロッパの春よりも涼しくなることはまずありません。平均気温は19℃(華氏35F度)くらいです。雨は一年を通じてほどよく降ります。
ケニアでのコーヒー栽培地の年間降雨量は1,000ミリ未満、土壌は水はけの良い赤土のロームです。これらの条件が、ケニアのコーヒー栽培地を世界中で見てもユニークなものにしているのです。広大で丸みを帯びた尾根が谷に向かってゆるやかに傾斜しています。そして谷間には流れの早い川が豊富な水を蓄えています。肥沃な赤い火山性土が斜面を厚く覆い、水はけの良い環境を作り出しているのです。
ケニアコーヒーの生産は種からカップに注がれるまでシステム的な要網に従っています。苗床、農園、果肉除去、豆の破砕、格付けと全てが管理されています。そして細部にまで注意を払うことによって生まれるのが、最高品質のケニアコーヒーなのです。
■ 品種:SL28、SL34、Ruiru11(いずれもブルボン系)
※SL:スコット・ラボラトリー。ブルボン系の中から栽培に適した遺伝子を持つコーヒーとして
研究開発されたケニアコーヒー独自の品種。
※Ruiru11:ケニアの町「ルイル」で1950年以降に開発研究に取り組み、約30年後に商品化された。
現在では全体の2〜3%しか生産されていないが、味わいは非常に芳醇で高品質。
【データ】
生産国 ケニア共和国 ニエリ地区カラティナ
等級 AA
標高 1,800m
収穫時期 10〜1月
精選方法 Fully Washed
乾燥方法 天日乾燥
認証 Qグレード84.75点